エリ・シルクについて
次の動画でサバハールでのシルク制作の様子を見ていただくことができます。(虫が写りますので、苦手な方は閲覧をご注意ください。)
https://www.youtube.com/watch?v=1vabPqiB8Ow
一般的なシルクとは「桑の葉を食べて成長するカイコ(家蚕:いわゆるマルベリー・シルク)」の幼虫が作る繭から糸が取られています。そこに「野蚕」の一種である「エリサン」の幼虫が作る繭から糸(いわゆるエリ・シルク)を採取し、両方の糸を合わせて製品化したところに大きな特徴があります。それぞれのシルクの特徴をまとめました。
◆一般的なシルク
*蚕の種類 : カイコ(mullberry silkworm)
*食餌植物 : 桑
*特徴 : 繊維が長く、白い。
◆エリ・シルク
*蚕の種類 : エリサン / ヒマサン(eri silkworm)
*食餌植物 : ヒマ(トウゴマ)、キャッサバ、桑
*特徴 : 繊維はあまり長くなく色は生成。
◆エリシルクの将来性と商品価値
絹紡素材として捲縮がよく、軽くて暖かでカシミヤ的な柔らかな肌触りが評価されていて、手触りの良い素材だという評価がある。最近では「新しい絹素材」として見直されている。